さくらVPSでIRC ProxyとWebクライアント立てた
■始まりは気まぐれ、だけどブルースクリーン
もう半年以上前だけど、デスクトップPC(Windows)を疑似サーバにしてたIRC ProxyなんかをVPS側に全部持って行った。
そうしたら、デスクトップPCが恒例のWindows Updateでブルースクリーンだしたので、役割終わったとでも思ったのか…。
おかげでゲームができなくなったんだぞ……。
■VPSはさくらインターネットのさくらVPSにした
vps.sakura.ad.jp
プランとしてはIRC ProxyとWebClientさえ動けばいいので、一番安いプラン(512M 石狩ゾーン)で、OSはCentOS7を選択。
■使ってたのは、tiarraとkeitairc
tiarraもkeitaircもperlだし、keitaircに至っては無理やりWindowsで動かしていたぐらいだから、CentOSとかのLinuxで動かすのはむしろ簡単。
■OS作業
セットアップしたときのOS情報はこんな感じ。
アップデートコマンドは実行しているから、変わっているかも。
$ cat /etc/redhat-release CentOS Linux release 7.9.2009 (Core)
作業ユーザはroot以外のユーザを作って、そっちのほうでポチポチやる。
当たり前だけどマウントポイントは最低限なので、適当にルート領域にディレクトリを作成していく。
とりあえずのディスク情報はこんな感じ。
$ df -h ファイルシス サイズ 使用 残り 使用% マウント位置 devtmpfs 234M 0 234M 0% /dev tmpfs 244M 0 244M 0% /dev/shm tmpfs 244M 29M 215M 12% /run tmpfs 244M 0 244M 0% /sys/fs/cgroup /dev/vda4 21G 5.6G 14G 29% / /dev/vda2 477M 226M 222M 51% /boot tmpfs 49M 0 49M 0% /run/user/1000
■セットアップと確認
tiarraとkeitaircのセットアップは2つともマニュアルを読んで実施。
それぞれのconfigファイルはVPSへの移行にあたってポート番号とかちょっと見直し。
ひとまず起動してみて、ファイアウォールとかポートマッピングの設定がちゃんと狙い通り行けているかどうかを見てみる。
keitaircをPCブラウザで開いて画面が帰ってくればOK。
画面レイアウト崩れている気がするけど、PCからは使わないから気にしない。
■自動起動設定
tiarraとkeitaircはOS起動時に動いてくれるようにしたいので、cronにそのことを書く。
@reboot /Local/xxxx/tiarra_run.bash 1>/dev/null 2>&1 & @reboot /Local/xxxx/keitairc_run.bash 1>/dev/null 2>&1 &
見てもらうとわかる通り、tiarraとkeitairc自体はそれぞれ起動用のbashファイルを作って、その中から呼び出している。
というのもそれぞれdaemon化するには引数を使ったり、環境変数を切ったり起動タイミングをずらしたりといったことが必要なので、そこを調整するために、それぞれの起動シェルを用意している。
起動シェル自体をバックグラウンドプロセスにしているけど、シェル内でそれぞれのプロセスをバックグラウンドに投げているので、これは不要だったりもする。
ちなみにこの場合、bashはログインシェルとして動作させないとプロセスの常駐化に失敗するので、Shebangにオプションを指定してあげないといけない。
- lオプションでログインシェルとしての動作となるので、必要な環境変数の読み込みとかやってくれる。
#!/bin/bash -l
この状態でOSリブートをしてみて、狙い通りにtiarraとkeitaircが起動してくれることまで確認して、とりあえず終わり。